ブラウザが 169.254 アドレスでプロキシを迂回することがある理由
ブラウザが IPv4 リンクローカル宛てでプロキシを迂回することがある理由を、その選択と DHCP アドレス割り当てを混同せずに理解します。
169.254.* に対するブラウザの例外は、リンクローカル宛ての要求に関するものです。コンピューターが DHCP リースを取得できるかどうかを制御するものではありません。
IPv4 リンクローカルアドレスは 169.254/16 の範囲に属し、ローカルリンク上での通信のために用意されています。遠隔のプロキシは通常、そのアドレスで同じローカルデバイスに到達できません。プロキシはネットワーク上の位置が異なるからです。
そのため、ローカルデバイスへのブラウザの要求では、プロキシを迂回することが合理的な経路になり得ます。直接のローカルアクセスを許可すべきかどうかは、なお方針の判断です。プライバシー重視のアプリケーションは意図的にそれを禁止することがあります。
DHCP はブラウザの HTTP や SOCKS のルーティングとは別に動作します。その最初のアドレス取得メッセージは、ブラウザのウェブ要求として流れることはありません。ブラウザのリンクローカル例外を削除しても、オペレーティングシステムが DHCP を SOCKS 経由で送るようになるわけでも、DHCP 自体が無効になるわけでもありません。
設定を選ぶには症状を使います。プロキシを有効にした後にローカルデバイスのページに到達できなくなったら、宛先のバイパス規則を調べます。ネットワークインターフェースが期待したアドレスを取得できていない場合は、インターフェースの構成と DHCP のやり取りを調べます。似て見えるアドレス範囲が、この二つのトラブルシューティングの道筋を結び付けるわけではありません。