Transmissionのプロキシ変数が影響するのはHTTPトラッカーであり、ピアではない
トラッカーの経路が変わっただけでプロキシ経由のダウンロードと判断する前に、TransmissionのHTTPトラッカー要求をピア接続やDHTから切り分けましょう。
トラッカーが応答するのは、サービスの情報やプロキシ一覧の項目から組み立てたプロキシURLをTransmissionに渡した後です。これでトラッカーへのアクセスは直せても、トレントのピア通信の行き先は変わりません。
Transmissionの環境変数のドキュメントは、HTTPおよびHTTPSのトラッカー通知とスクレイプを行う構成要素としてlibcurlを挙げています。そのライブラリが使うプロキシ変数がこれらの要求を調整します。アプリケーション全体のグローバルなネットワークポリシーではありません。
| 操作 | トラッカーのプロキシ設定が定めるもの |
|---|---|
| HTTPまたはHTTPSのトラッカー要求 | libcurlの要求が設定済みのプロキシを選べる |
| ピアへの接続 | そのトラッカーの結果から結論は出ない |
| DHTその他のUDP活動 | そのトラッカーの結果から結論は出ない |
トレントには複数の発見手段が含まれ得ます。したがってプロキシ経由でピア一覧を受け取ることは、その後の接続が通常のインターフェースから出ていくことと両立します。
デーモンを動かしている場合、その環境はリモート操作コマンドを実行する端末ではなく、そのサービスに属します。systemdベースの構成ではデーモンのサービス側で変数を設定してください。正しい変数を正しいプロセスに渡すことは文書化されたlibcurlの経路に必要ですが、その経路の範囲を広げるものではありません。
結果は操作ごとに説明してください。「トラッカー要求がプロキシを使った」は有用です。「ダウンロードのネットワーク上の身元が変わった」と言うには、データを運ぶピア接続についての証拠が要ります。