APT のダウンロードをプロキシ経由にする
APT リポジトリー要求に HTTP プロキシを明示し、HTTPS 検証を維持して、ホスト別の直接接続例外を確認します。
APT には独自のプロキシ設定があります。ブラウザーの変更だけでは apt-get の経路は確定せず、リポジトリーミラーの変更もプロキシ選択とは別です。
一つのコマンドには設定を明示的に渡します。
sudo apt-get \
-o Acquire::http::Proxy=http://203.0.113.10:8080/ \
-o Acquire::https::Proxy=http://203.0.113.10:8080/ \
update
文書用 IP を、サービスまたはHTTP プロキシ一覧から選んだ HTTP 接続先に置き換えます。通常の HTTP プロキシでも、必要な HTTPS トンネルを提供できれば両方の値に指定できます。オプション名が示すのは設定対象のリポジトリー転送方式です。
接続設定を継続して使う場合
APT は同じ値を /etc/apt/apt.conf.d/ 配下の専用ファイルに保存できます。
Acquire::http::Proxy "http://203.0.113.10:8080/";
Acquire::https::Proxy "http://203.0.113.10:8080/";
構文の引用符とセミコロンを保ちます。明確な名前の別ファイルなら、リポジトリー定義や無関係な APT 設定を書き換えず、後で自分の上書きだけを削除しやすくなります。
パッケージ操作を始めずに選択値を確認するには、次を使います。
apt-config shell PROXY Acquire::http::Proxy
APT は環境変数 http_proxy の設定にも対応します。ただし sudo で使える環境は、設定した端末とは異なる場合があります。APT の明示設定は、一つのコマンドでの比較を分かりやすくします。
リポジトリーが意図的に直接接続する場合
ホスト別のプロキシ設定には特別な値 DIRECT を指定できます。一つのリポジトリーだけが全体のプロキシを無視するなら、接続先を交換する前にホスト別の上書きを調べます。
HTTPS の証明書検証は引き続き別の確認事項です。承認済みの検査用 CA が必要なら適切な信頼を設定し、ダウンロードを進めるためだけにピアやホスト名の検証を無効にしないでください。パッケージ署名も、TLS やプロキシ経路とは目的が異なります。
コマンドの終了結果だけを見ない
実際に成功したリポジトリー要求と、APT が取得警告や古い一覧の再利用を報告していないか確認します。部分的な更新では、すべての取得元でその経路が成功した証拠になりません。
継続設定のテストを戻すには、自分が追加したプロキシ項目だけを削除します。その後、環境やホスト別の残存設定が、別のプロキシを選んでいないか調べます。